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細田守監督のアニメ『時をかける少女』をきっかけに、原作も読みたい。そう思って小説の紹介を開くと、真琴ではなく、和子の名前が出てきます。
間違った本を開いたのかな?
大丈夫。筒井康隆さんの小説では芳山和子、2006年のアニメでは真琴が物語の中心です。 同じ題名だからと、同じ主人公が同じ出来事をたどるものとして選ばなくていいんですね。
理科実験室の和子と、時間を跳ぶ真琴
KADOKAWAの小説紹介は、理科実験室の出来事をきっかけに、芳山和子の周囲で時間と記憶にまつわる不思議な事件が起きていく、と案内しています。
一方、スタジオ地図のアニメ作品紹介の中心は高校2年生の真琴。時間を跳び越える「タイムリープ」の能力を得る物語です。
そして、アニメ側の紹介には、真琴が相談する叔母として芳山和子が登場します。
あっ、名前が違うだけではなく、和子という名前がそちらにもつながっているんですね。ここを手掛かりにすると、小説を読むときも「映画のあの場面はどこ?」だけで探さず、和子の物語として入りやすくなります。
紙の新装版を選ぶなら、筒井康隆著の小説かを確認
KADOKAWAの『時をかける少女〈新装版〉』は、筒井康隆著、貞本義行イラストの角川文庫です。貞本さんの名前があっても、ここでいう役割はイラスト。漫画を描いた人という意味には置き換えません。
確認した紙版のISBN、つまり本を識別する番号は9784041305218。楽天でも同じ番号の新装版を確認しています。
出版社と制作側の紹介から人物を確かめておけば、題名だけで買い間違えたかも、と迷わず読み始められます。
次に小説を開くときは、まず和子の名前に注目してみてください。真琴の映画をそのまま文章で読み直すつもりで選ぶより、別の主人公から時間の物語へ入る、と考えると選び方がはっきりしますよ。