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好きなアニメの円盤を買おうと思ったら、Blu-ray版とDVD版の両方が出ている。値段も少し違うし、どっちを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、JEITA(電子情報技術産業協会)のQ&Aや、ブルーレイディスクの規格を推進する団体のサイト、ソニーの解説ページで確認できた内容をもとに、Blu-rayとDVDの違いを4つに分けて整理しました。アニメを見る環境に合わせた選び方もあわせてご紹介しますね。
※商品ごとの収録内容や画質の仕様は、作品やメーカーによって異なります。購入前には、商品ページの仕様欄を確認してください。
アニメのBlu-rayとDVD、まず知っておきたいこと
見た目はほぼ同じ、中身の規格が違う
JEITAのQ&Aでは、CD、DVD、Blu-ray Discの外見はほぼ同じだけれど、記録できる容量が違う、と説明されています。また、それぞれを使うには、対応したドライブが必要とされています。
同じ12cmの丸いディスクなので見分けがつきにくいのですが、中に入っている映像の情報量や、再生できる機器が違うんですね。
同じ作品でも、どちらを選ぶかで見え方が変わる
アニメは、線の細かさや背景の描き込み、色のグラデーションなど、映像の細かな部分にも魅力が詰まっています。どちらの版を選ぶかで、画面の細かい部分の見え方が変わることがあります。
かといって、どんな人にもBlu-rayが向いているわけではありません。持っている機器や、見る画面の大きさによって、ちょうどいい選択は変わります。せっかく買うなら、届いてから「思っていたのと違った」とならないように、違いをひとつずつ確認していきましょう。数字が多くて難しそうに見えるかもしれませんが、ポイントは「何で見るか」「どこまで細かく見たいか」の2つです。
アニメのBlu-rayとDVDの違い4つ
1. 画質(解像度)
ブルーレイディスクの規格を推進する団体の日本語サイトでは、DVD画質は720×480ピクセル(約35万画素)、フルハイビジョン画質は1920×1080ピクセル(約207万画素)と紹介されています。画素の数で比べると、およそ6倍の差があります。
同じサイトでは、解像度が高くて情報量が多いので、細部までくっきり見える、と説明されています。また、フルハイビジョン映像を楽しむには、1920×1080以上の解像度のモニターやテレビが必要だとも書かれています。
アニメの場合、キャラクターの髪の毛の線や、背景美術の細かな描き込みを楽しみたい人ほど、解像度の差を感じやすいかもしれません。ただし、実際の画質は作品ごとの制作や収録の仕様によって違うので、商品ページの「映像」や「画面サイズ」の欄も見ておきましょう。
2. 容量
JEITAのQ&Aでは、記録できる容量が次のように紹介されています。
- DVD:片面1層で最大4.7GB、片面2層で最大8.5GB
- Blu-ray Disc:片面1層で最大25GB、片面2層で最大50GB、片面3層で最大100GB
ソニーの解説ページでも、ブルーレイディスクはDVDの約5倍の大容量と紹介されています。容量が大きいと、高画質の映像をたくさん収録しやすくなります。
アニメのBlu-ray BOXなどで、DVD版より少ない枚数にまとめられていることがあるのは、こうした容量の違いも関係していそうです。収録枚数は商品ページで確認できます。
3. 再生できる機器
JEITAのQ&Aにあるように、それぞれのディスクを使うには、対応したドライブが必要です。つまり、Blu-rayのソフトを見るには、Blu-rayに対応したプレーヤーやレコーダー、ゲーム機、パソコンなどが必要になります。
DVDしか再生できない機器では、Blu-rayのソフトは見られません。「買ったのに見られなかった」とならないよう、家にある機器が何に対応しているか、型番や説明書で確かめておきましょう。
4. パソコンで見るときの条件
パソコンでアニメを見たい人は、もうひとつ確認しておきたいことがあります。
ブルーレイディスクの規格を推進する団体のサイトでは、BDソフトを再生する場合には、BD再生が可能なパソコンと、著作権保護に対応したソフト・機材が必要になる、と書かれています。
JEITAのQ&Aでは、Blu-ray Discには「AACS」というコンテンツ保護技術が採用されていて、パソコンでは、このAACSキーを定期的(15か月〜18か月)に更新する必要がある、と説明されています。更新期限が切れると、Blu-ray Discが再生できなくなったり、書き込めなくなったりするそうです。
パソコンで見る予定があるなら、再生ソフトがBlu-rayの映像ソフトに対応しているか、更新の方法はどうなっているかを、パソコンのメーカーのサイトで確認しておくと安心です。
違いを表で比べてみよう
ここまでの内容を表にまとめると、次のようになります。
| 項目 | DVD | Blu-ray |
|---|---|---|
| 画質の目安 | 720×480ピクセル(約35万画素) | 1920×1080ピクセル(約207万画素) |
| 容量(片面1層) | 最大4.7GB | 最大25GB |
| 容量(片面2層) | 最大8.5GB | 最大50GB |
| 再生に必要なもの | DVDに対応した機器 | Blu-rayに対応した機器 |
| パソコンでの再生 | 対応ドライブとソフトが必要 | BD再生が可能なパソコンと、著作権保護に対応したソフト・機材が必要 |
※画質の目安は、ブルーレイディスクの規格を推進する団体のサイトでの紹介に合わせています。実際の収録仕様は商品ごとに確認してください。
アニメはBlu-rayとDVDどっちを選ぶ?
Blu-rayが向いていそうな人
- フルハイビジョン以上に対応したテレビやモニターで見る人
- 作画や背景の細かいところまでじっくり楽しみたい人
- Blu-rayに対応した再生機器をすでに持っている人
大きめのテレビで見る場合や、気になるシーンを一時停止して細部まで見たい人は、Blu-rayのほうが満足しやすいかもしれません。
DVDが向いていそうな人
- 家にある再生機器がDVDにしか対応していない人
- 画質よりも、作品を手元に置いておくことを大切にしたい人
- 価格を少しでも抑えたい人
DVD版はBlu-ray版より価格が控えめに設定されていることもあります。見られる環境と予算を考えて、無理のないほうを選ぶのがいちばんです。
迷ったときに確認したいこと
迷ったら、次の順番で確認してみてください。
- 家にある再生機器がBlu-rayに対応しているか
- 見るテレビやモニターの解像度
- 商品ページの映像仕様(画面サイズ、収録時間、ディスク枚数)
- 特典の内容がBlu-ray版とDVD版で同じか
特に特典は、版によって内容が違う場合もあるので、商品ページで見比べておくと後悔しにくくなります。ひとつずつ確認していけば、自分に合った版が自然と見えてくるはずです。
購入前に商品ページで見ておきたいところ
映像の欄
Blu-ray版とDVD版で迷ったら、まずは商品ページの仕様欄にある「映像」や「画面サイズ」の項目を見比べてみましょう。どんな解像度や画面比率で収録されているかが書かれていることが多く、同じ作品でも版によって表記が違う場合があります。
作品によっては、もともとの制作環境の違いなどから、Blu-ray版でも見え方の差が小さいこともあるかもしれません。気になる場合は、公式サイトや販売元の案内で、映像の仕様について説明がないか確認してみてください。
音声の欄
映像だけでなく、音声の仕様も版によって違うことがあります。ステレオかサラウンドか、オーディオコメンタリーが収録されているかなどは、仕様欄や特典の説明に書かれていることが多いです。音にこだわりたい人は、ここもあわせて確認しておきましょう。
収録話数と枚数
全話をまとめたBOXなのか、数話ずつ分かれた巻なのかも大切なポイントです。同じ作品でも、Blu-ray版とDVD版でディスクの枚数が違うことがあります。収録話数と枚数をメモしておくと、価格を比べるときにも役立ちますよ。
特典と封入物
ブックレットや描き下ろしのジャケット、映像特典など、特典は購入の決め手になりやすい部分です。版によって特典の内容が違うこともあるので、「Blu-ray版のみ」「DVD版のみ」といった表記がないか、よく見ておきましょう。
配信でも見られる作品なら
最近は、動画配信サービスでアニメを見る人も多いですよね。配信で見られる作品でも、ディスクを買っておくと、配信が終わった後も手元で見返せるのがうれしいところです。
配信の画質とディスクの画質のどちらがきれいかは、サービスの設定や通信環境、作品の収録仕様によって変わるので、一概には言えません。「配信で何度も見ているから、手元にはDVDで十分」「お気に入りの作品だから、いちばん細かく見られる版で持っておきたい」など、その作品とどう付き合いたいかで選んでみるのもいいですね。
アニメのBlu-ray・DVDでよくある質問
Blu-ray対応の機器でDVDは見られる?
多くの機器では見られるようですが、再生できるディスクの種類は機器ごとに決まっています。説明書や、メーカーのサイトの仕様欄で「再生可能ディスク」を確認しておきましょう。
パソコンにBlu-rayドライブを付ければ見られる?
ドライブだけでは足りない場合があります。先ほどご紹介したように、BDソフトの再生には、著作権保護に対応したソフトや機材が必要です。ドライブを選ぶときは、Blu-rayの映像ソフトを再生できるソフトが付属しているかどうかも確認しましょう。
画質の違いは小さな画面でもわかる?
ブルーレイディスクの規格を推進する団体のサイトでは、フルハイビジョン映像を楽しむには1920×1080以上の解像度の画面が必要だと書かれています。画面の解像度が低い場合は、Blu-rayの画質を十分に活かしきれないこともあるので、見る画面の仕様も確認しておくと選びやすくなります。
ディスクの保管で気をつけることは?
DVDもBlu-rayも、傷や汚れは再生トラブルのもとになります。見終わったらケースに戻し、直射日光の当たる場所や高温になる場所は避けて保管しておくと安心です。
アニメのBlu-rayとDVDを上手に選ぶために
アニメのBlu-rayとDVDの違いを、もう一度まとめておきます。
- 画質の目安は、DVDが約35万画素、Blu-rayのフルハイビジョンが約207万画素
- 容量は、片面1層でDVDが最大4.7GB、Blu-rayが最大25GB
- Blu-rayを見るには、Blu-rayに対応した機器が必要
- パソコンで見るなら、著作権保護に対応したソフトやAACSキーの更新も確認
作品をどんな画面で、どんなふうに楽しみたいかを考えて、自分にぴったりの一枚を選んでみてくださいね。手元に届いた円盤で、好きなシーンを何度でも味わえますように。