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アニメの風景が好き。でも感想を書こうとすると「背景がきれい」で終わっちゃう。
ああ、もう少し話したいのに! あの暗い森と、明るい道の感じが違うことまでは分かる。じゃあ何が違うの、と聞かれると、言葉が出てこない。
そんなときは、急いで専門用語を覚える前に、背景だけを眺める一冊を候補にしてみよう。
『男鹿和雄画集』は、スタジオジブリの紹介によると『となりのトトロ』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』の美術背景画を集めた本です。この記事では、その公式紹介と公開見本を確認し、風景のどこから見ればいいかを考えます。
本全体を読んだ書評ではありません。見本で確かめられること、紹介文で分かる収録範囲、これから手元で楽しむための提案を分けて話していくね。
「絵の勉強をするつもりはないんだけど?」
もちろん、そこからで大丈夫! 絵を描けるようになるという目標がなくても、好きな風景を少し長く眺める入口になります。人物の動きや台詞を追う時間とは違う、草や道に目を止める時間。今回はそちらへ寄り道しよう。
この画集で見たいのは、好きな風景の「何に目が止まったか」
画集を開いたら、まず一枚選ぶ。全部の絵を同じように理解しようとしなくていいよ。
たとえば、公式の公開見本には、夜空の下の草、日が差す林、緑に囲まれた道など、複数の風景が一頁に並んでいます。この見本を眺めたとき、どの絵に先に目が止まるだろう。
月のある夜の絵? 明るい地面? 道の続き?
ここで「この作品が一番有名だから」という理由を先に持ってこなくてもいい。今見ている絵の中で、自分の目が戻る場所を一つ拾います。分かりやすい場所から始めれば、感想の最初の一文にもつなげやすい。
順番を決めたいなら、こんな小さなメモで十分です。
| 最初に見るもの | 書くことの例 | 次に確かめること |
|---|---|---|
| 明るい場所 | 地面の一部が目に入った | 周囲は同じ明るさか |
| 道や空間のつながり | 道の先を見たくなった | どこで奥が隠れるか |
| 草や木の形 | 手前の草に目が止まった | 奥の草も同じ大きさか |
これはこの記事で用意した見方の例。目が先に向いた場所から始めて、途中で気になる絵が変わったら、そちらへ移っていいよ。ノートの順番に鑑賞を合わせなくて大丈夫です。
「何が描かれているか」は答えられるけれど、「なぜ気になったか」はまだ分からない。そういうときは、気になった対象の隣を見ると話が進みます。
明るい道の隣に暗い茂みがあるなら、その差。大きな木の向こうが見えないなら、隠れている部分。単独の「きれい」から、二つの場所の関係へ移るんです。
あ、これなら話せる! 最初から色彩の専門知識を全部そろえる必要はないね。
一方で、背景だけの画集を選ぶ目的もはっきりさせておこう。人物の表情の描き分けや、動く前後の線を調べたい場合、この一冊の公式紹介だけでは、その資料が十分に載るとは言えません。公開紹介で確認できる中心は美術背景画です。
「キャラクターの描き方を知りたい」と「人物のいる場所を眺めたい」は、近そうで、買うときの希望が変わるところ。画集を手にする理由を一行にしておくと、違う本を買ってしまう迷いも減らせます。
たとえば「草むらの明暗をゆっくり見たい」。その希望なら、公式見本の草や林の絵が判断材料になります。「ある場面の作画工程を知りたい」なら、制作過程の掲載が別途確認できる本も探したい。
好きな作品の本だから、と一気に注文したくなる場面ほど、この一行が役立つよ。好きという気持ちを止めるためではなく、見たかったものに近づくための一行です。
公式見本の光を見よう。絵の中を同じ明るさにしない面白さ
スタジオジブリの紹介は、光や暗さ、夕暮れの変化といった表現にも触れています。ただ、説明文を読んだだけで全ページの描き方を語ることはできないので、ここでは公開見本で見える範囲へ戻ろう。
見本には、木々の間から明るい光が入る林の絵が見えます。明るい地面だけを見て終わらず、すぐ近くの木の幹や、その間の暗い部分へ目を移してみて。
林全体が、同じ明るさで塗られているわけではない。
ここ、眺める入口として面白いところ! 「日が差している」という感想から、「どこに差していて、どこには届いていないように見えるか」へ進めるんです。
絵の中にある光を、気温や時刻の確定情報に変える必要はありません。時計や場面説明を確認していないのに「午後四時の林です」と書くと、観察から飛びすぎちゃう。
「地面の明るい部分と、暗い幹が隣り合って見える」。まずはそこまで。自分が見た範囲を残す言葉だけでも、ただ「きれい」より具体的になります。
夜空と草のある別の絵も、同じように比べてみます。空にある月、手前の草、地面。それぞれがどれくらいはっきり見えるか。暗い風景でも、全部が一つの黒い面には見えません。
夜だから細かいところは見えない、と決めて眺めるより、見える部分と見えにくい部分を探す。草の形が拾える場所もあれば、細かな形より面として受け取る場所もある。見本画像は小さいので、微細な筆の跡まで分かったとは言わず、大きな明暗の関係を楽しむのがよさそうです。
もし画集を手元で見るなら、最初のメモは色名を増やすより、位置を入れてみよう。説明用の例なら「地面が明るい」から「木の間の地面が明るく、左右の幹は暗く見える」へ。
位置が入ると、あとで絵に戻れます。自分の文章が、どこを見たときのものか分かるから。
気分まで書きたくなったら、そこは観察と分ければいいよ。「暗い幹がある」は絵の見え方。「そこに目が止まって、静かな場所のように感じた」は鑑賞する人の受け取り方です。後者は他の人と違ってもいい。全員に同じ気持ちを起こす効果として説明しないことが大切です。
感想の例を作るなら、二つを続けて「明るい地面の周りに暗い幹が見える。そこで目が止まり、奥をもう少し見たくなった」と書けます。これは架空の鑑賞メモの例で、誰かの実際の感想ではありません。
そんなに細かく見ると楽しくなくならない? と感じるなら、一回だけで十分。絵を見るたびに分析表を埋める遊びにしなくていいよ。気になった一枚へ、いつもより一つ余計に目を置く。そこから先は、眺めるままに任せてもいいんです。
道の先、草の向こう。手前と奥を追うと感想に場所が生まれる
公式見本には、手前から奥へ続いて見える道の絵があります。道の両側には植物があり、向こうには建物のように見える形もあります。
この絵を細かな作品名や場面番号まで特定することは、今回の小さな見本だけではしていません。まずは、道を目でたどれることに注目しよう。
どこが手前で、どこが遠いのか。大きさ、重なり、見える範囲を少しずつ探します。
「奥行きがある」と言ったあとに、「どこでそう見えた?」と返事が来たら、草の後ろに別の形が隠れる場所や、道が先へ細く見える場所を指せるだろうか。指せれば、その感想にはもう具体的な場所があります。
ここで遠近法の名前を正確に説明できなくても、鑑賞は進められます。知識を調べることと、今の目で何が見えたかを言葉にすることは、どちらから始めてもいい。
ただし「遠くは必ずぼかす」「手前は全部濃い」といった一つの規則にしてしまうと、その絵の違いを見落としやすくなります。今回も全ページを調べて、画集に共通する技法を断定しているわけではありません。
手前にあるものの輪郭と、奥のものの輪郭を実際に見比べる。違って見えたら、その場所を残す。似て見えるなら「この部分は同じくらいはっきり見える」と考えてもいいんです。
たとえば、鑑賞メモを二回に分けてみます。最初は「道がある」。次に「道の左右に草があり、先へ目が向く」。さらに気になるなら「先に何があるかは全部見えない」と続ける。
おお、ただの道が、読む人の視線の動く場所になる! ここまで来ると、感想の文を長くするための言い換えではなく、実際に見た項目が増えています。
植物を一本ずつ数える必要はありません。手前のまとまり、途中で視線を止めるもの、奥に残るもの。この三つだけで、絵の中の順序を話すことができます。
本編の風景と比べたくなる場合も、まずは自分が正規に見られる作品の一場面から選ぼう。画集の絵と同じ場面が必ず載っているとは限らないので、「この場面の絵が何頁にある」と確認なしに対応させることはしません。
見る項目をそろえる比較ならできます。例えば、本編で気になった道と、画集で気になった道について、手前にあるもの、奥を隠すもの、明るい場所を別々にメモする。作品や場面が異なっても、見たい項目を決める練習にはなるね。
このとき、再生中の映像と静止した背景画では、見る条件そのものも違います。台詞や音、人物の動きがある本編の印象を、背景画だけの働きと決めるのは早い。画集では画集の絵に見えることを、本編ではその場面全体に感じたことを残すと、比較の言葉が混ざりにくくなります。
友達に好きな風景を説明するなら、専門用語を増やすより一つの場所を選ぼう。「この道の先が全部見えないところが気になる」なら、相手もその絵へ目を戻せます。
細かい言葉が出ない日でも、どこを見てほしいかは伝えられる。背景の感想って、そこからでも十分始められるよ。
注文前は収録作品とISBNを照合。見る時間まで一緒に用意しよう
ISBN9784198605261の『男鹿和雄画集』を楽天市場で探す
この本を候補にするなら、まず書名を確認します。この記事で扱っているのは『男鹿和雄画集』。同じ作者の画集というだけで、別の巻も内容が同じとは考えないでね。
スタジオジブリの紹介にあるISBNは、十桁で「4-19-860526-2」。楽天の確認した販売ページでは、商品番号に十三桁の「9784198605261」が表示されています。本を探すときは、この番号を照合の手がかりにできます。
作者の参加作品と、画集の収録作品も別に読むところです。公式紹介には男鹿和雄さんが美術監督を務めた作品の名前が複数ありますが、この画集のコレクションとして説明されているのは『となりのトトロ』『おもひでぽろぽろ』『平成狸合戦ぽんぽこ』の背景画です。
紹介文に作品名が出たから、全部の作品の絵が収録されている! と飛びつく前に、その作品名が「人物紹介」なのか「収録内容」なのかを見よう。
ここを分けるだけで、買う前の期待がかなり具体的になります。「この映画のあの場所が見たい」という希望があるなら、公開紹介の範囲で確認できるかを調べ、分からなければ販売店や出版元の確認手段を探します。特定の一場面の収録は、今回確認していません。
判型は、ジブリの案内ではA4判ソフトとされています。小さな本を片手で読むつもりなら、机で開く時間を想像しておきたいね。注文前には、普段読む場所の横にA4サイズの紙を置いて、開く場所を考えてみよう。A4判という情報だけでは、重さや開き具合、絵一枚の印刷サイズまでは分からないので、そこは現物や商品説明で確かめたいところです。
頁数の表記にも違いがありました。ジブリの紹介では全104頁、国立国会図書館の書誌では103頁とされています。数え方の理由までは今回調べていないため、どちらかを根拠に「絵が何頁分多い」といった比較はしません。購入では書名、ISBN、販売される現物の説明を合わせて確認してください。
楽天のリンクは、ISBNで探す検索への案内です。確認時には同じ画集の販売候補を見つけていますが、新品・中古の区別や在庫、発送条件は選ぶ店ごとに確認することになります。過去の公式紹介に載る価格を、そのまま今の支払額にしないでね。
中古を選ぶなら、状態欄も見る。書き込み、頁の傷み、付属品の記載など、店が示す項目を確認し、記載がないものまで「付いている」「きれい」とは受け取らない。絵を眺めたい本だからこそ、本文の状態は買う判断に関わります。
そして、届いたあとの予定は大げさにしなくていいよ。最初の一回は、開く場所を決めて、一枚選ぶところまで。メモを作るなら、絵の場所、先に目が止まったもの、もう一度見たいところの三つで始めます。
一枚に戻れるメモを一つ作ったら、その日の読書はそこで区切ってもいい。例えば「頁番号・手前の草・次は奥の道を見る」と残せば、次回の入口まで用意できます。時間が短い日にも続けやすい計画だね。
それなら、次に開いたとき「どこから見よう」と迷いにくい。頁番号は現物で確認したあとに書けばいいし、見た日や気になった箇所も、自分の記録として残せます。
感想を書きたい人は、最後の一文を「きれいでした」で閉じる前に、気になった場所を一つ添えてみて。「道の先が草に隠れていて、もう少し奥を見たくなる」。これは書き方の仮の例ですが、読み手に渡す場所ができます。
絵を採点するためじゃない。好きだった風景について、もう少し話したい。その気持ちに、一つの場所と言葉を渡す画集の楽しみ方です。
さあ、気になる一枚はどれだろう。月のある草むらでも、日が差す林でも、道でもいい。いきなり詳しい人にならなくていいから、まずは「ここを見て!」と言える場所を探してみよう。そこに目が止まった理由、少しずつ話せるようになるよ。
確認に使った資料:スタジオジブリの画集紹介、公式の公開見本一頁、国立国会図書館の書誌。販売候補の書名と商品番号も確認したうえで、各節の楽天検索リンクを案内しています。
確認範囲は公開紹介と見本一頁、書誌と販売説明です。画集全体の読了、掲載場面の全特定、現物の印刷や製本、最新の在庫・購入価格は確認していません。