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アニメ映画のポスターや予告篇の隅に、「G」や「PG12」のマークがあるのを見たことはありませんか。子どもと一緒に見に行くとき、このマークが何を意味するのかは気になるところです。映画倫理機構(映倫)の公式サイトと資料で、4つの区分と審査の対象を確かめました。
この記事では、映画倫理機構(映倫)の公式サイトの「映倫の概要」「審査の流れ」のページと、映画倫理委員会の資料「映画4区分の概要」の映倫の概要、映倫審査の流れ、映画4区分の概要(PDF)をもとに、アニメ映画の映倫区分について5つのポイントで整理します。後半の、映倫区分を見てアニメ映画を選ぶときに確かめたいことは、この記事の提案です。
※この記事は、2026年10月時点で映画倫理機構(映倫)の公式サイトの「映倫の概要」「審査の流れ」のページと、映画倫理委員会の資料「映画4区分の概要」に掲載されている内容をもとにしています。この記事は、映画倫理機構(映倫)の公式サイトの「映倫の概要」「審査の流れ」のページと、映画倫理委員会の資料「映画4区分の概要」をもとにしています。個々の作品の区分や指定理由は、作品の公式サイトや映倫の案内で確かめてください。区分は年齢の目安で、作品の感想や評価を示すものではありません。
映倫区分とは
4つの区分
映倫の公式サイトでは、現在はR18+、R15+、PG12、Gの四つの区分に分類していると書かれています。
何のための区分か
公開前に映画を審査して、映画がどの年齢層に向いているのかを観客に知らせてきた、と説明されています。
第三者の自主規制
映倫は、映画界以外の第三者によって運営される自主規制機関として誕生した経緯が紹介されています。
アニメ映画の映倫区分 5つのポイント
1. Gは誰でも
年齢にかかわらず誰でも観覧できる区分です。
2. PG12は助言・指導
12歳未満は親又は保護者の助言・指導が必要とされています。
3. R15+は15歳以上
15歳未満は観覧禁止とされています。
4. R18+は18歳以上
18歳未満は観覧禁止とされています。
5. 配信やBDは任意
二次市場向け直販作品の映倫審査は任意とされています。
5つのポイント早見表
| ポイント | 映画倫理機構(映倫)の公式サイトの「映倫の概要」「審査の流れ」のページと、映画倫理委員会の資料「映画4区分の概要」の案内 |
|---|---|
| Gは誰でも | G区分 |
| PG12は助言・指導 | PG12区分 |
| R15+は15歳以上 | R15+区分 |
| R18+は18歳以上 | R18+区分 |
| 配信やBDは任意 | 審査の対象 |
4つの区分の内容
G
Gは、General Audience(すべての観客)の略号で、年齢にかかわらず誰でも観覧できる区分とされています。
PG12
PGは、Parental Guidance(親の指導・助言)の略号で、12歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要とされています。
R15+とR18+
Rは、Restricted(観覧制限)の略号で、R15+は15歳未満、R18+は18歳未満の観覧が禁止とされています。
| 区分 | 略号の意味 | 観覧 |
|---|---|---|
| G | General Audience(すべての観客) | 年齢にかかわらず誰でも |
| PG12 | Parental Guidance(親の指導・助言) | 12歳未満は親又は保護者の助言・指導が必要 |
| R15+ | Restricted(観覧制限) | 15歳以上(15歳未満は観覧禁止) |
| R18+ | Restricted(観覧制限) | 18歳以上(18歳未満は観覧禁止) |
G区分の説明
年少者への配慮
G区分の映画の主題又は題材とその取り扱い方は、小学生以下の年少者が観覧しても動揺やショックを受けることがないように慎重に抑制されている、と書かれています。
描写
簡潔な性・暴力・麻薬や犯罪などの描写が多少含まれるが、ストーリー展開上で必要な描写に限られ、全体的には穏やかな作品だと説明されています。
大人向けもある
G区分の作品には、より大人向けの作品もあるとされています。一方、幼児、小学生が観覧の主体となる作品では、より慎重な描写、表現がなされていると書かれています。
PG12区分の説明
不適切な内容も一部
PG12区分の映画は、刺激的で小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれていると説明されています。
低学年には不向き
一般的に幼児・小学校低学年の観覧には不向きとされています。
個人差
高学年の場合でも、成長過程、知識、成熟度には個人差がみられることから、親又は保護者の助言・指導に期待する区分だと書かれています。
R15+とR18+の説明
R15+
主題や題材の描写の刺激が強く、15歳未満の年少者には、理解力や判断力の面で不向きな内容が含まれている、と説明されています。
R18+
主題又は題材とその取り扱いは極めて刺激が強く、このため18歳未満は観覧禁止とする、とされています。
区分の適用外
審査した結果が「R18+」の基準を超える内容をもつ作品は「区分適用外」とし、区分指定書は発行せず、映倫マーク類も使えないと書かれています。
審査の対象
映画館などでの上映
審査の対象は、入場料の有料、無料に係らず、映画館、試写会場、ホールほかの公共的な上映施設で上映しようと企図される映画などとされています。
予告篇やポスター
題名、ポスターやチラシなどの基本宣材、予告篇、特報、宣伝用特殊映像も審査の対象として挙げられています。
吹替版
外国映画では、作品により吹替版の審査も行うと書かれています。
Blu-rayや配信は?
審査は任意
2009年以降に審査を開始した、ブルーレイ、DVD、動画配信など二次市場向け直販作品については、映倫の審査は任意としていると説明されています。
理由
映画とは異なる関連法規が様々あり、各メディアで対応が異なるなどから、と書かれています。
劇場公開作品のBD
劇場で公開された作品のBlu-rayでは、パッケージに劇場公開時の区分が載っていることもあります。購入前にパッケージや販売ページの表示を見てみます。
| 作品の形 | 映倫審査 |
|---|---|
| 劇場公開の映画・予告篇・ポスター | 審査の対象 |
| BD・DVD・配信の直販作品 | 審査は任意 |
| 同時実況中継 | 審査の対象外 |
ポスターの区分マーク
表示のルール
審査の流れのページでは、区分マーク(G・PG12・R15+・R18+)は本篇審査済みならば表示すると書かれています。
表示できない場合
ティーザー・ポスターなど、本篇審査前に制作する宣材には表示できないとされています。
予告篇の番号
予告篇には映倫マークと、本編の映倫番号の末尾に「-T」を加えた番号を付けると説明されています。
映倫の成り立ち
1949年
映画界は1949年に「映画倫理規程」を制定し、「映画倫理規程管理委員会」を発足させたと紹介されています。
1956年
映倫委員を外部の有識者に委嘱し、映倫の運営を映画界から切り離すなどの組織変更を行い、同年12月に「映倫管理委員会」が発足したとされています。
現在の名前
2009年に名称を「映画倫理委員会」と改め、2017年4月に「一般財団法人 映画倫理機構」になったと書かれています。
審査の体制
審査員
委員長を含む5名の映倫委員のもとに、映画界の各分野からの出身者8名の審査員によって審査を行っていると説明されています。
本数
年間約1,000本以上の長編映画をはじめとする劇場用映画・予告篇・ポスターなどの審査を行っているとされています。
再審査
申請者が審査結果に異議のある場合、映倫委員による再審査委員会を設置して再審査を行う制度もあると書かれています。
区分と指定理由の見方
区分の判定
審査の流れのページでは、本審査で区分と指定理由を判定すると書かれています。
区分指定書
審査が終わると「区分指定書」が発行され、入金確認後に「審査終了証」が発行されると説明されています。
観客にとって
区分だけでなく指定理由もあわせて見ると、どんな場面に気をつけたらよいかの手がかりになります。
映倫区分を見てアニメ映画を選ぶときに確かめたいこと
ここからは、映画倫理機構(映倫)の公式サイトの「映倫の概要」「審査の流れ」のページと、映画倫理委員会の資料「映画4区分の概要」の案内をもとにした、この記事の提案です。
ここで挙げるのは、映倫の区分をもとにした選び方の例です。
区分マーク
公式サイトやポスター、予告篇で区分マークを確かめます。
指定理由
PG12などの場合は、公表されている指定理由も見てみます。
一緒に見る人
子どもと見るなら、年齢と、怖い場面が苦手かどうかも考えます。
見た後の話
PG12の作品は、見た後に気になった場面を一緒に話す時間をとります。
よくある質問
アニメ映画も映倫の審査を受ける?
映倫の審査の対象は劇映画やドキュメンタリー映画、その他映像収録作品とされ、アニメかどうかでは分けられていません。
PG12は12歳未満は見られない?
12歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要とされる区分です。
R15+は保護者と一緒なら見られる?
R15+は15歳未満は観覧禁止とされています。
配信作品にも区分がある?
二次市場向け直販作品の映倫審査は任意とされています。
区分は作品の良し悪しを示す?
区分は、どの年齢層に向いているのかを知らせるものと説明されています。
予告篇も審査される?
予告篇、特報も審査の対象とされ、予告篇の審査料は無料と書かれています。
ポスターの区分マークはいつから?
本篇審査前に制作するティーザー・ポスターなどには表示できないとされています。
アニメ映画は、区分マークで年齢の目安を確かめる
映倫の区分は、G、PG12、R15+、R18+の4つです。PG12は12歳未満に親又は保護者の助言・指導が必要、R15+とR18+は年齢未満の観覧が禁止とされています。アニメ映画を選ぶときは、区分マークと指定理由を見てみてください。